今回ご紹介する「CompareMerge」は「WinMerge」のMac版と言えると思います。
ちなみに、以前「FileMerge」をご紹介しましたが、日本語設定が不要、インライン編集ができるなどの点でこちらの方がオススメです。
今回ご紹介する機能は下記3点。
・基本的なdiff機能
・差分結果をhtml形式でレポート作成(修正した所を報告するのに便利)
・差分ファイルの抽出方法(納品ファイル作成に便利)
1年ぐらい前から使ってますが、納品ファイル作成、日付違いの原稿のチェック、他の人との共有データチェックなど大変重宝しております。
http://sourceforge.net/projects/comparemergenosandbox/
↓App store (こちらだと有料になります。)
https://itunes.apple.com/jp/app/comparemerge/id478570084?mt=12
↓App store (Lite版 無料)
https://apps.apple.com/jp/app/comparemerge-lite/id1459748650?mt=12
基本的なdiff機能の使い方
まずは2つのフォルダ内の差分ファイルを確認して、差分箇所を表示してみましょう。
*最初に対象フォルダの「.DS_store」などの不可視ファイルを「カス削除くん」などで消去しておいた方がいいかもです。
(ドットファイルも沢山表示されてしまうので。。)
・アプリを起動させる。
↓設定画面がでる
1. 「右」「左」に比較するフォルダを設定する。2. 「比較」ボタンクリックで決定。
*「サブフォルダーも処理する」にチェックを入れると、ディレクトリを保ったまま差分確認、抽出が出来る。
↓結果が表示される。
1. ツールバーにあるオプションから表示させたい項目を選ぶ。今回は「同一の項目」以外をチェックします。
(データが同じ物以外を表示させる)
2. 差分箇所を確認したい列をダブルクリックします。
↓左右にファイルデータが表示されます。
赤くマーカーされている差分箇所の詳細が下に表示されます。(「上へ移動」ボタンもしくは「下へ移動」ボタンで選択部分を変更できます。)
この状態で「右へ」ボタンをクリックすると、左のデータを右へコピーされます。(赤いマーカー部分(選択部分)のみ)
(「左へ」ボタンは右のデータを左へコピー)
また、直接ソースに書き込み編集も可能です。
編集したら、「更新」ボタンで再比較します。
差分結果をhtml形式でレポート作成
「修正箇所をデータ反映してください」って依頼する時に「何行目のなんとか」ってソースを送るより、ビジュアルで示した方が親切ですよね。
ブラウザで差分が直感的に確認できて、ソースをコピペできればスムーズですよね。
↑上記続き(「左右にファイルデータが表示」されている状態)で、
・ツールバーから「マージ > エクスポート」ファイル名をつけて保存↓htmlファイルが指定の場所に格納される。
差分が黄色(グレーは空白)差分ファイルの抽出方法
差分だけでなく、右だけにあるファイルや画像1枚だけなど選択したファイルを抽出する事ができます。
ここでは、納品ファイル作成に便利な差分ファイルのみを抽出してみます。
「基本的なdiff機能の使い方」の項、
(アプリを起動→左右に差分ファイル設定→結果が表示)から説明します。
(他の項「ファイル名」「拡張子」なども並び替えできます)
2. shiftキーを押しながら「差異」の列を選択→右クリック
3. 「抽出したい方(右ファイルor左ファイル)を別場所へコピー」選択
4. 保存する場所を決める
5. 指定の場所にコピーデータが保存されます。
デレクトリ構造がちゃんと保たれて保存されています。
▼webページのソース比較ができるFirefoxのアドオン「pageDiff」
http://d.hatena.ne.jp/soratomo0714/20160107/
▼Mac用 ファイル差分表示(diff)アプリFileMergeをインストール(日本語ファイル対応)
http://d.hatena.ne.jp/soratomo0714/20130924
▼win/mac 指定日時よりあとに変更されたファイルを抽出するアプリ Cowsee
http://d.hatena.ne.jp/soratomo0714/20141116
▼ゴミファイル(不可視ファイル)を一括で削除するアプリ「カス削除くん」
http://d.hatena.ne.jp/soratomo0714/20150511