【Mac】WinMergeに1番近いMac用高性能Diff(差分表示)アプリ「CompareMerge」(日本語対応)


日本語対応で、サブフォルダごと比較、差分修正書き込み編集ができて、データ抽出もできる!
今回ご紹介する「CompareMerge」は「WinMerge」のMac版と言えると思います。


ちなみに、以前「FileMerge」をご紹介しましたが、日本語設定が不要、インライン編集ができるなどの点でこちらの方がオススメです。


今回ご紹介する機能は下記3点。
基本的なdiff機能
差分結果をhtml形式でレポート作成(修正した所を報告するのに便利)
差分ファイルの抽出方法(納品ファイル作成に便利)


1年ぐらい前から使ってますが、納品ファイル作成、日付違いの原稿のチェック、他の人との共有データチェックなど大変重宝しております。


基本的なdiff機能の使い方

まずは2つのフォルダ内の差分ファイルを確認して、差分箇所を表示してみましょう。

*最初に対象フォルダの「.DS_store」などの不可視ファイルを「カス削除くん」などで消去しておいた方がいいかもです。
(ドットファイルも沢山表示されてしまうので。。)


・アプリを起動させる。

↓設定画面がでる

1. 「右」「左」に比較するフォルダを設定する。
2. 「比較」ボタンクリックで決定。
*「サブフォルダーも処理する」にチェックを入れると、ディレクトリを保ったまま差分確認、抽出が出来る。


↓結果が表示される。

1. ツールバーにあるオプションから表示させたい項目を選ぶ
今回は「同一の項目」以外をチェックします。
(データが同じ物以外を表示させる)

2. 差分箇所を確認したい列をダブルクリックします。


↓左右にファイルデータが表示されます。

赤くマーカーされている差分箇所の詳細が下に表示されます。
(「上へ移動」ボタンもしくは「下へ移動」ボタンで選択部分を変更できます。)

この状態で「右へ」ボタンをクリックすると、左のデータを右へコピーされます。(赤いマーカー部分(選択部分)のみ)
(「左へ」ボタンは右のデータを左へコピー)


また、直接ソースに書き込み編集も可能です。
編集したら、「更新」ボタンで再比較します。

差分結果をhtml形式でレポート作成

「修正箇所をデータ反映してください」って依頼する時に「何行目のなんとか」ってソースを送るより、ビジュアルで示した方が親切ですよね。

ブラウザで差分が直感的に確認できて、ソースをコピペできればスムーズですよね。


上記続き(「左右にファイルデータが表示」されている状態)で、


・ツールバーから「マージ > エクスポート」ファイル名をつけて保存


↓htmlファイルが指定の場所に格納される。


差分が黄色(グレーは空白)

差分ファイルの抽出方法

差分だけでなく、右だけにあるファイルや画像1枚だけなど選択したファイルを抽出する事ができます。
ここでは、納品ファイル作成に便利な差分ファイルのみを抽出してみます。

基本的なdiff機能の使い方」の項、
(アプリを起動→左右に差分ファイル設定→結果が表示)から説明します。


1. 「表示結果」をダブルクリックで並び替え
(他の項「ファイル名」「拡張子」なども並び替えできます)

2. shiftキーを押しながら「差異」の列を選択→右クリック

3. 「抽出したい方(右ファイルor左ファイル)を別場所へコピー」選択

4. 保存する場所を決める



5. 指定の場所にコピーデータが保存されます。


デレクトリ構造がちゃんと保たれて保存されています。



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